「信用力」と言ってもどのステークホルダーに対するのかによって内容が変わってきますが、今回お話するのは「金融機関に対する信用力」です。
金融機関に対する信用力が一定以上あるということは、企業基盤が強化されているので中小企業でも飛躍的に業績が伸びる基礎力があるということになります。
企業基盤を強化するためには、財務スキルをベースにしたプロフィットシンクが有効です。
プロフィットシンクは利益に重点を置きますが、利益だけではなく、全体の財務のバランスを見ながら最良のプロフィットプランを策定することで、高い収益をあげながら、最小のコストで運営できる企業体質に変わることができます。
このプロフィットプランを3年程度実行すれば、財務諸表のバランスが経営的にとても良くなり、決算書にも現れてきます。「金融機関の信用」も評価が高くなるので、経営者の方にはぜひ知っておいていただきたいと思います。
「財務諸表」と聞くと、難しいイメージを持ってしまうかもしれませんが、全部を覚える必要も見る必要もありません。考え方を理解するだけで、細かい数字は専門の部署に任せて問題ありません。プロフィットプランを見て、考え方を理解して、決算書を見るだけです。
これで、バランスのいい経営に近づくことができます。