◇無担保、無保証人でプロパー融資を受ける

「ファイナンシャルマネジメント」は、持続可能な企業を築く上で重要な要素の一つです。経営が順調であっても、会社の存続には現金の流れである「キャッシュフロー」が不可欠です。黒字であっても現金不足が起きれば会社が潰れることもあります。したがって、経営の指標として「キャッシュフロー経営」を取り入れることが重要です。
 
また、無担保かつ無保証人での融資を受けることも一つの目標として考えてみてください。私たちの目指す「金融機関との良好な関係を築き、実質無借金経営であっても、適切な額の融資を受け、潤沢な現金を保有すること」です。
 
潤沢な現金を手元に持つことで、経営判断のスピードが飛躍的に向上します。また、チャンスが訪れた際には即座に行動できるだけでなく、経済状況の悪化やセクターの変化にも柔軟に対応できます。中小企業は資金不足のため、チャンスを逃してしまうことがしばしばありますが、潤沢な現金を蓄えることで、そのような状況を避けることができます。
 
「無担保・無保証人なんてうちの会社ではできない」と思われるかもしれませんが、実際に年商1億円の中小企業でも実績があります。目標を明確にし、経営改革を進めることで、必ず達成できるものです。
 
経営者の方々には、キャッシュフロー経営を重視し、金融機関との信頼関係を築きながら潤沢な現金を確保することをお勧めします。これによって、企業の成長と持続可能性を実現できるでしょう。